- 2024/09/03 掲載
スイス第2四半期GDP、前年比+1.8% 五輪や欧州選手権が寄与
パリ五輪やサッカーの欧州選手権の放送収入が寄与したほか、医薬品や化学製品の生産が拡大した。
スイスには欧州サッカー連盟(UEFA)や国際オリンピック委員会(IOC)などスポーツ団体の本部があり、こうした団体が主催するイベントのライセンス、マーケティング権、チケットの販売が付加価値を生み出す。
スポーツイベントの影響を除くGDPは1.4%増だった。第1・四半期の0.3%増から加速した。
第2・四半期のGDPは前期比では0.5%増。スポーツイベントを含むベースでは0.7%増。
SECOのエコノミストは、第2・四半期のGDP改善にもかかわらず、今年のGDP伸び率が長期平均の1.8%を下回ると予測。「国際環境は依然として厳しい。全体として成長率は通常よりやや鈍化し、現在の予測である1.2%程度になる見通しだ」と述べた。
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