- 2024/09/03 掲載
キャセイ航空、「A350」15機でエンジン部品交換必要
[3日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空は3日、エアバス機「A350」の飛行中にエンジン部品の不具合が見つかった問題で、全機を検査したところ部品の交換が必要な機体が15機あったと発表した。
同機は英ロールス・ロイス製のエンジンを搭載している。キャセイは48機を検査し、このうち3機はすでに修理を終えた。7日までに全機が運航を再開する見込みとしている。同社ではこれまでに少なくとも往復34便が欠航した。
部品の不具合は18機のA350-1000のうち1機で発生したが、同社は「予防措置」として30機のA350-900も検査していると説明した。
日本航空は購入から1年未満のA350-1000を5機を保有している。ロールス・ロイスに詳しい情報を求めており、運航は停止していないとしている。
日航の広報担当者は、エンジンメーカーがさらなる措置を取れば、それに応じて対応すると述べた。
業界関係者によると、ロールス・ロイスは航空会社に対し、点検に関する指示はまだ出していない。
スイスの航空情報会社ch-aviationによると、世界で約88機のA350-1000が運航されている。カタール航空が24機、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が18機、キャセイが18機、ヴァージン・アトランティック航空が12機などとなっている。
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