- 2024/09/03 掲載
スイスCPI、8月は前年比+1.1%に鈍化 今月の利下げ観測強まる
市場ではスイス国立銀行(中央銀行)が今月、追加利下げに踏み切るとの見方が一段と強まっている。
CPI上昇率は14カ月連続で中銀の目標レンジ(前年比0─2%)内に収まっている。
ロイターがまとめた市場予想は1.2%だった。
8月のCPI上昇率は前月比では横ばい。予想の0.1%上昇を下回った。
住宅・エネルギー価格は前年同月比で上昇したが、衣料品、日用品、サービス価格は前年同月の水準を下回っている。
スイス中銀は今月26日に金融政策を発表する。市場は現在、25ベーシスポイント(bp)利下げの確率を70.5%、50bp利下げの確率を29.5%と予想している。
キャピタル・エコノミクスのエイドリアン・プレッテジョン氏は、「今日のインフレ統計と最近のフラン高を合わせると、中銀が次回会合で政策金利を1.25%から1.0%に引き下げることは確実とみられる」とし「12月にさらに利下げを実施する可能性も高まっている」と述べた。
中銀は今年、すでに2回にの利下げを実施している。
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