- 2024/09/03 掲載
キャセイ航空がエアバス「A350」点検、エンジン部品に不具合
[2日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空は2日、エアバス機「A350」について全ての機体の点検を開始したと発表した。飛行中にエンジン部品の不具合が見つかった。
点検は予防的な措置としている。完了するまで数日間、複数の機体が運航停止となる。
エンジンを製造した英ロールス・ロイスは、キャセイ、エアバス、調査当局と緊密に協力すると述べた。ロールス・ロイスの株価は6%超下落した。
航空機を追跡する「フライトレーダー24」のデータによると、不具合はチューリヒ行きの便が香港の南の海上に向けて離陸した数分後に発生したとみられる。目的地に向けて北に向きを変える代わりに2回旋回し、離陸から約75分後に香港に安全に着陸した。
キャセイはエンジン部品について詳細を明らかにしていないが、世界中のA350で今回のような不具合が生じたのは初めてと指摘。「交換が必要な同じエンジン部品を複数確認した。スペアパーツを確保し、修理作業を進めている」と説明した。
事情に詳しい関係者は燃料ノズルの不具合が関連していると述べた。
業界関係者によると、香港の航空事故調査当局は調査を開始した。
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