- 2024/08/22 掲載
ユーロ圏妥結賃金、第2四半期の伸び鈍化 ECB利下げ後押しも
ECBは妥結賃金データを金融政策運営の検討材料としており、伸び鈍化は利下げを後押しする可能性がある。
ドイツでは賃金の伸びが不安定で再び加速する可能性があるが、一部のエコノミストや政策当局者は、賃金の伸びはすでにピークに達し、トレンドはECBの予測に沿っていると指摘している。
モルガン・スタンレーはメモで「ユーロ圏の妥結賃金は第1・四半期がピークだったとみられる」と指摘。「加えて、従業員一人当たり報酬の予想された鈍化は、賃金の伸びが下降傾向にあることを示す重要なシグナルとなっている。これはECBにとって、賃金が正しい方向に向かっているという十分な証拠になると考えられる」とした。
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