- 2024/08/22 掲載
仏8月総合PMIは17カ月ぶり高水準、サービスで五輪効果継続
[パリ 22日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月のフランスHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、引き続きパリ五輪効果でサービス業が好調だった。
サービス部門PMIは55.0で7月(50.1)から上昇し27カ月ぶりの高水準。ロイターがまとめた予想(50.3)も上回った。
一方、製造業の景況感は予想に反して悪化。PMIは7月の44.0から42.1に低下。市場予想(44.4)を下回った。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは52.7で、前月の49.1から上昇。好不況の分かれ目である50を上回り17カ月ぶりの高水準となった。
しかしS&Pグローバルは、五輪効果は一時的なものと警告。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「サービス業は五輪の恩恵を受けただろう。ただ雇用情勢の悪化、生産見通しの低下、受注残の減少を踏まえると、五輪効果は一過性だと分かる」と述べた。
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