- 2024/08/22 掲載
米ハリバートンにサイバー攻撃、国際ネットワーク接続に影響か
[ヒューストン 21日 ロイター] - エネルギー大手向け石油掘削サービスで世界最大手級の米ハリバートンが21日、サイバー攻撃を受けた。関係者の1人が匿名を条件に明らかにした。
南部テキサス州ヒューストン北部にある本社敷地内の業務運営に加え、国際ネットワーク接続の一角が影響を受けたもようで、職員の一部には社内ネットワークに接続しないよう指示が出されたという。
広報担当者の発表によると、同社は特定のシステムに影響を及ぼす問題とみて、原因の究明と影響の把握に取り組んでいるという。問題解決のため「外部の優れた専門家」と作業を進めている。
サイバー攻撃はエネルギー業界にも深刻な問題を引き起こしている。2021年には米パイプライン大手コロニアル・パイプラインがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受け、主要パイプラインが数日にわたって稼働を停止した。これを受けてガソリン価格は高騰し、パニック買いが起きて一部地域でガソリンが不足する事態となった。この攻撃について米連邦捜査局(FBI)は犯罪集団「ダークサイド」による犯行とみている。
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