- 2024/08/22 掲載
コンソールとアーチが合併 北米屈指の大手炭鉱会社誕生へ
[21日 ロイター] - 石炭採掘を手がけるコンソール・エナジーとアーチ・リソーシズが全額株式交換方式で合併し、評価額50億ドル超という北米屈指の大手炭鉱会社が誕生することになった。
コンソールがアーチ・リソーシズの1株に対して1.326株の普通株を交付する。直近終値に基づくロイターの計算では、取引額は1株当たり約125.61ドル。
新会社「コア・ナチュラル・リソーシズ」の持ち分は、コンソールが約55%、アーチが約45%の見込み。来年第1・四半期に予定される統合手続き完了後の6カ月から18カ月で、年間1億1000万─1億4000万ドルの経費節減が期待される。
両社合計の輸出能力は年間2500万トンに達する。
温室効果ガス排出量規制が厳しくなる中で新規炭鉱開発投資の動きは乏しくなっているが、特にインドや中国などで石炭はなおしばらく重要なエネルギー源になるとみられている。
また製鉄用の原料炭需要が引き続き堅調なこともあり、炭鉱業界では過去1年でM&Aが活発化している。
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