- 2024/08/22 掲載
米メーシーズ、通期売上高見通しを下方修正 販促費用の増大響く
[21日 ロイター] - 米百貨店大手メーシーズは21日、今年度通期の純売上高の見通しを従来の223億─229億ドルから221億─224億ドルに下方修正した。販促費用が増大したほか、高級アパレルや装身具の需要が低迷しているためだ。
発表を受けてこの日の米市場でメーシーズの株価は12%急落した。
同時に発表した第2・四半期決算は、純売上高が前年同期比3.8%減の49億4000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの予想の51億2000ドルを下回った。
百貨店チェーンは男性用衣料品やホームインテリア商品、ハンドバッグなど装身具の売れ行きが低迷に見舞われており、コストを重視する消費者の購入を促すために割引や特典の強化を迫られている。
トニー・スプリング最高経営責任者(CEO)は、マクロ経済の見通しが不透明になったことなどから、第2・四半期が進むにつれて顧客の選別眼が厳しくなったと述べた。
第2・四半期の調整後1株利益は0.53ドルで、予想の0.30ドルを超えた。コスト抑制による利ざやの改善が寄与した。3年間のコスト圧縮計画の一環として、今年度通期の1株利益見通しを従来の0.50ドル前後から0.55ドル前後に上方修正した。
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