- 2024/08/22 掲載
カナダ首相、鉄道労使に交渉合意呼びかけ 妥結の可能性小さいか
[オタワ 21日 ロイター] - カナダのトルドー首相は21日、新たな労働協定を巡る交渉が難航している鉄道大手2社とチームスターズ労働組合に対して、溝を埋めて合意に達し、経済的に多大な損失を招く貨物輸送の全面停止を避けるよう呼びかけた。
カナディアン・ナショナル・レールウェイ(CN)とカナディアン・パシフィック・カンザスシティ(CPKC)の両社は、労組との合意が実現しない場合、22日にもロックアウトを実施すると表明している。両社が同時にロックアウトすれば史上初めて。
ただこれまでのところ交渉はほとんど進展せず、妥結の可能性も小さくなってきたようだ。CNは、話し合いが決裂したとして政府に介入を要請した。
トルドー氏は記者団に、政府としても事態を注視していると説明。「私のメッセージは非常に単純だ。交渉努力を続けて妥結点を見つけ出すことが労使双方のためになる。全国の労働者や農家、企業が妥結に期待している」と語った。
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