- 2024/08/22 掲載
ターゲット、通期利益見通し引き上げ 値下げ奏功し四半期売上高増
第2・四半期(8月3日終了)決算の既存店売上高は前年同期比2%増。値下げが買い物客を引きつけ、1年以上ぶりでの増加となった。LSEGがまとめた市場予想の平均は1.15%増だった。
第2・四半期のオンライン売上高は8.7%増えた。新学期向け商品を中心とした7月の販売イベントが買い物客の関心を引いた。
ブライアン・コーネル最高経営責任者(CEO)は「新味」や値下げ、販売イベントが、約2000店舗の来店者数を3%増加させた主要因だと指摘した。前四半期は1.9%減少していた。
コーネル氏は「インフレや家計管理のための課題に直面しながらも消費者は驚くほどの底堅さを見せている」と言及した。
通期の既存店売上高は横ばい─2%増との見通しを据え置いたものの、伸びは予想レンジの半分以下の水準になる可能性が高いとの見方を示した。LSEGのまとめた予想は0.36%増。
第2・四半期の1株当たり利益は2.57ドル。市場予想の平均は2.18ドルだった。
決算発表を受けて、株価は一時16%上昇して167.40ドルと、約4カ月ぶりの高値を付けた。
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