- 2024/08/21 掲載
インド独禁当局がリライアンスとディズニー事業統合に懸念
[ニューデリー 20日 ロイター] - インド大手財閥リライアンス・インダストリーズと米娯楽大手ウォルト・ディズニーが進める85億ドル規模のインド国内でのメディア事業統合計画を巡り、独占禁止当局のインド競争委員会(CCI)がクリケット試合放映権で2社の支配的地位が強まって競争を阻害するとの暫定評価を下し、既に非公式に懸念を伝えていたことが分かった。消息筋が20日、ロイターの取材で明らかにした。
CCIはまた、2社に反論の機会を与えた。CCIが調査担当部門(ディレクター・ジェネラル、DG)に正式な法令違反調査に着手するよう命じるべきではないとする理由を30日以内に説明するよう求めた。
事業統合が実現した場合、新会社はテレビやネット動画配信プラットフォームを通じてクリケット放映権で数十億ドル相当の利益を得ることになる。このため、価格支配力と広告主への影響力が懸念されている。
米金融大手ジェフリーズによると、新会社はテレビと動画配信の広告シェアが計40%になる。
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