- 2024/08/21 掲載
ボウマンFRB理事、依然緩和に慎重 「一指標に過剰反応せず」
アラスカ州での金融関係者らとの会合での発言。この発言は、ボウマン理事が引き続きFRB内のタカ派の一人であるという姿勢を反映している。
ボウマン理事は、必要であればさらなる利上げを行う用意があるとの従来の立場を再び明言することは控えたが、現在広く予想されているように9月17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持する用意があるという姿勢は示さなかった。
現在の政策スタンスのもとではインフレ率は引き続き低下するはずであり、インフレ率がFRBの2%目標に向けて持続的に低下し続ける場合、「金融政策が経済活動や雇用に対して過度に制約的になるのを防ぐため、政策金利を徐々に引き下げることが適切となるだろう」と述べた。
その上で、「われわれは忍耐強くあるべきで、単一のデータに過剰反応しインフレ抑制の継続的な進展を損なうことを避ける必要がある」とも述べた。
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