- 2024/08/21 掲載
NY市場サマリー(20日)ドル1月以来の安値、株小反落・利回り低下
ゴールドマン・サックスは、米労働省が21日に発表する雇用統計の基準改定値で、2023年4月から2024年3月までに創出された雇用がこれまでの公表分より60万─100万人減少すると予想している。
トレーダーらは、9月の利下げ幅や、その後の利下げ可能性の有無に関する新たな手がかりを求めて、23日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言に注目する見通し。
ドル指数は前日比0.42%安の101.44で、 1月2日以来の安値を付けた。
ドル/円は0.82%安の145.36円。前日には8月7日以来の安値となる145.20円を付けていた。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが低下した。今週予定される経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を控え、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まった。
LSEGによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は9月会合での利下げを完全に織り込んでおり、25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる確率は71%となっている。
終盤の取引で、指標となる10年債利回りは4.9bp低下の3.818%。
2年債利回りは7bp低下の3.998%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス18bpとなった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 小反落。22日から始まる経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控え材料薄の中、連日の上昇がストップした。
S&P総合500種とナスダック総合は前日まで8営業日続伸。それぞれ昨年11月と12月以来最長の連騰を記録していた。
S&Pの主要11セクターではエネルギーが2.7%安と最大の下落率を記録。主要消費財が0.5%高で上昇率トップだった。
個別銘柄では製薬大手イーライリリーが3.1%上昇。肥満症治療薬「ゼップバウンド(一般名チルゼパチド)」の長期的な利点を裏付ける後期臨床試験結果を発表した。
サイバーセキュリティー企業パロアルトネットワークスは7.2%上昇。2025年度の売上高・利益見通しがアナリスト予想を上回った。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> ドル安基調や米利下げ観測を背景に4営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比9.30ドル(0.37%)高の1オンス=2550.60ドル。3営業日連続で史上最高値を更新した。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 中国のエネルギー需要減退懸念が根強く、3営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.33ドル(0.44%)安の1バレル=74.04ドル。10月物は0.49ドル安の73.17ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 145.25/145.26
始値 146.45
高値 146.55
安値 145.21
ユーロ/ドル NY終値 1.1130/1.1131
始値 1.1081
高値 1.1130
安値 1.1077
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 103*08.50 4.0606%
前営業日終値 102*10.00 4.1150%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*17.00 3.8105%
前営業日終値 100*02.00 3.8670%
5年債(指標銘柄) 17時05分 101*12.00 3.6927%
前営業日終値 101*02.50 3.7590%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*22.50 3.9941%
前営業日終値 100*18.13 4.0680%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40834.97 -61.56 -0.15
前営業日終値 40896.53
ナスダック総合 17816.94 -59.83 -0.33
前営業日終値 17876.77
S&P総合500種 5597.12 -11.13 -0.20
前営業日終値 5608.25
COMEX金 12月限 2550.6 +9.3
前営業日終値 2541.3
COMEX銀 9月限 2951.9 +21.5
前営業日終値 2930.4
北海ブレント 10月限 77.20 ‐0.46
前営業日終値 77.66
米WTI先物 9月限 74.04 ‐0.33
前営業日終値 74.37
CRB商品指数 276.4207 +0.0350
前営業日終値 276.3857
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