- 2024/08/20 掲載
NY市場サマリー(19日)ドル7カ月ぶり安値、株続伸・利回り低下
パウエル氏の発言の主な焦点は、FRBが25ベーシスポイント(bp)または50bpの利下げを行う可能性を示唆するかどうかだ。先週発表されたデータが米経済の好調さを示したため、FRBが利下げ幅を拡大する可能性は低下している。
ドル指数は前日比0.56%安の101.89。一時、1月2日以来の安値101.85を付けた。
ドル/円は0.62%安の146.66円。一時、8月7日以来の安値となる145.20円を付ける場面があった。
円は、日米金利差が縮小し続けるとの楽観的な見方と、ドル/円キャリートレード解消が続いていることで上昇した。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが低下した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米ワイオミング州ジャクソンホールの会議で23日に行う講演での発言が、今後の金融政策の行方の手がかりになる可能性があるとして注目されている。
今週は22日に総合購買担当者景気指数(PMI)速報値、新規失業保険申請件数、中古住宅販売戸数が発表される予定だが、大きなサプライズがない限り市場を混乱させる可能性は低いとみられる。
指標となる10年債利回りは先週末終盤から2.8bp低下の3.864%。
2年債利回りは0.4bp低下の4.0618%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 続伸。11月の米大統領選に向け19日に開幕する民主党大会と、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が23日に経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行う講演が注目されている。
エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットなどが買われ、主要株価3指数ではハイテク株が中心のナスダック総合の上げが目立った。
S&P総合500種とナスダックは今年最長となる8営業日連続の上昇となった。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズは4.5%高。エヌビディアとの競争力を高めるため、人工知能(AI)ポートフォリオ拡充に向け、サーバーメーカーのZTシステムズを49億ドルで買収する計画を発表した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 小幅ながら3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比3.50ドル(0.14%)高の1オンス=2541.30ドル。前週末16日に続き、史上最高値を更新した。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米中の需要減退が懸念される中、中東情勢の緊張が緩和に向かうとの見方も売り圧力につながり、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は前週末比2.28ドル(2.97%)安の1バレル=74.37ドルだった。10月物は1.88ドル安の73.66ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 146.57/146.62
始値 146.35
高値 146.71
安値 145.94
ユーロ/ドル NY終値 1.1085/1.1086
始値 1.1036
高値 1.1086
安値 1.1031
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時03分 102*05.00 4.1240%
前営業日終値 101*22.00 4.1510%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.00 3.8749%
前営業日終値 99*27.50 3.8920%
5年債(指標銘柄) 17時05分 101*02.00 3.7621%
前営業日終値 101*01.25 3.7670%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*17.88 4.0723%
前営業日終値 100*18.25 4.0660%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40896.53 +236.77 +0.58
前営業日終値 40659.76
ナスダック総合 17876.77 +245.05 +1.39
前営業日終値 17631.72
S&P総合500種 5608.25 +54.00 +0.97
前営業日終値 5554.25
COMEX金 12月限 2541.3 +3.5
前営業日終値 2537.8
COMEX銀 9月限 2930.4 +45.5
前営業日終値 2884.9
北海ブレント 10月限 77.66 ‐2.02
前営業日終値 79.68
米WTI先物 9月限 74.37 ‐2.28
前営業日終値 76.65
CRB商品指数 276.3857 +0.9485
前営業日終値 275.4372
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