• 2024/06/24 掲載

米FRB、MBS売却も選択肢にすべき=クリーブランド連銀総裁

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Michael S. Derby

[24日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小について、住宅ローン担保証券(MBS)の積極的な売却に柔軟であるべきとの見解を示した。

今月末で退任する同氏はロイターとのインタビューで、FRBが保有債券を国債のみに戻すという目標を達成するには「どこかの時点で」MBSを積極的に売却する必要があるかもしれないと語った。

「直ちに売却すべきとは考えていないが、いずれは売却したいと思うかもしれない」と述べた。その上でFRBが一部のMBSについて損失を被る恐れがあることなどを踏まえると、売却の可能性を国民に説明しておくことが重要になるとの認識を示した。

FRBは2022年6月以降、満期を迎えた一部の債券について再投資を停止したため、債券保有額はピーク時の9兆ドルから現在は7兆3000億ドルに縮小した。

ただ大半は国債の減少によるもので、MBSの売却は非常に困難な状況に直面している。住宅市場の大幅な減速により住宅ローンの借り換えや住宅の購入が低迷し、MBSの償還に時間がかかるようになったことが背景にある。

バランスシート上の証券を全て国債にするという目標は、現在の傾向が続けばMBSを積極的に売却しない限り実現は困難になる。しかし過去2回の量的引き締めでは債券の積極的な売却を控えており、また実施した場合に市場がどのように反応するかは不明だ。

メスター氏は金利の見通しについて、経済が予想通りに推移すれば政策金利よりを正常な水準に戻すのは合理的と指摘。金融緩和が正当化されるという確信を得るには「あと数カ月のデータを見たい」と語った。金融政策は経済の動向に対処するのに適切な状態にあるとの見方を示した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます