• 2024/06/14 掲載

DX支援、ブランドでアピール=「ブルーステラ」や「セレンディ」―電機大手

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


電機大手が、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化や生産性向上の支援に力を入れている。家電などが縮小する中、IT技術とものづくりの強みを生かし次代の収益の柱に育てたい考え。「ブルーステラ」「セレンディ」といったブランドで顧客にアピールし、社内人材や知見の結集も図る。

NECは5月、DX事業ブランド「ブルーステラ」を立ち上げた。人工知能(AI)の活用とセキュリティー強化を中心とした業務変革支援サービスなどを提供。ブランド名は「青い星」を意味し、森田隆之社長は「お客さまを未来へ導く」と自信を示す。

三菱電機も同月、空調やエレベーターなどから集めたデータに基づき顧客に新サービスを提案する枠組み「セレンディ」を立ち上げた。富士通は2021年から、社会課題の解決を目的としたDX事業「ユーバンス」を展開している。

両社は人材育成も強化しており、三菱電機はDX人材を30年度に現行比約3倍となる2万人とする計画。富士通も事業変革やITシステムの導入設計を支援するコンサルティング人材を25年度までに1万人に増やす。

先駆けとなった日立製作所のDX支援事業「ルマーダ」は、16年の開始以来、鉄道設備故障の予兆診断などを手掛け、24年度は売上高全体の3割を占める見通し。小島啓二社長は「日立全体の利益の成長をけん引している」と話す。

電機大手は各社とも、一般消費者向けビジネスから企業向けに軸足を移しているが、DX支援は米IT大手やベンチャーとの競争が激しく、技術革新のスピードも速い。「迅速な意思決定と社内外との連携」(大手幹部)を実現できるかが、成功のカギを握りそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕電機大手各社のDX関連ブランドのロゴ(左上からNEC、日立製作所、富士通)。右は三菱電機(各社提供)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます