- 2024/06/11 掲載
NY市場サマリー(10日)ユーロ急落、株小幅高・利回り上昇
終盤の取引で、ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.076ドル。一時は1.0733ドルと、5月9日以来の安値を付けた。
対ポンドでは0.4%安の1ユーロ=84.52ペンスと約2年ぶりの安値を付けた。スイスフランに対しても0.4%下落し0.9648フランと、7週間ぶりの安値となった。
今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米消費者物価指数(CPI)発表、日銀金融政策決定会合と、イベントが目白押しとなっている。
ドル/円は0.25%高の157.08円と、1週間ぶりの高値となった。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 米債利回りがおおむね上昇した。市場では今週12日に発表される消費者物価指数(CPI)と11─12日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。
指標10年債利回りは4.3ベーシスポイント(bp)上昇の4.471%。
30年債利回りは4.9bp上昇の4.597%。
アナリストによると、米財務省が10日に実施した3年債入札(580億ドル)は軟調だった。応札倍率が2.43倍と平均を下回った。最高落札利回りは4.659%だった。
2・10年債の利回り格差はマイナス41.88bp。
2年債利回りは1.7bp上昇の4.887%となった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 主要株価3指数が軒並み小幅上昇して取引を終了。S&P総合500種とナスダック総合は終値で過去最高値を更新した。しかし、週内に米消費者物価指数(CPI)の発表と米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、投資家は慎重な姿勢を崩していない。10日に始まったアップルの年次開発者会議も注目されている。
半導体大手エヌビディアが0.7%上昇し、S&Pとナスダックを支援した。同社は10対1の株式分割を実施。ダウ工業株30種への採用観測が浮上している。
アップルは年次開発者会議初日に1.9%下落。投資家は人工知能(AI)分野での同社の取り組みに関する最新情報に注目している。
サウスウエスト航空は7%上昇。アクティビスト(物言う株主)として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントが19億ドル相当の保有を明らかにした。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 週央発表の米消費者物価指数(CPI)や米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定が注目される中、中国の金購入停止観測などを受けた売りが一巡し、反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比2.00ドル(0.09%)高の1オンス=2327.00ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> エネルギー需要拡大への期待を背景に買われ、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は前週末清算値(終値に相当)比2.21ドル(2.93%)高の1バレル=77.74ドルだった。8月物は2.11ドル高の77.33ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 157.02/157.05
始値 156.81
高値 157.11
安値 156.81
ユーロ/ドル NY終値 1.0763/1.0767
始値 1.0735
高値 1.0766
安値 1.0734
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 100*14.00 4.5977%
前営業日終値 101*08.00 4.5480%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*07.50 4.4710%
前営業日終値 99*18.50 4.4280%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.00 4.4855%
前営業日終値 100*06.75 4.4520%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.38 4.8846%
前営業日終値 100*00.25 4.8700%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 38868.04 +69.05 +0.18
前営業日終値 38798.99
ナスダック総合 17192.53 +59.40 +0.35
前営業日終値 17133.13
S&P総合500種 5360.79 +13.80 +0.26
前営業日終値 5346.99
COMEX金 8月限 2327.0 +2.0
前営業日終値 2325.0
COMEX銀 7月限 2987.4 +43.4
前営業日終値 2944.0
北海ブレント 8月限 81.63 +2.01
前営業日終値 79.62
米WTI先物 7月限 77.74 +2.21
前営業日終値 75.53
CRB商品指数 291.3859 +1.5272
前営業日終値 289.8587
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