• 2024/05/31 掲載

FRBの現行政策、物価目標達成に「適切」=NY連銀総裁

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Michael S. Derby

[ニューヨーク 30日 ロイター] - ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は30日、米連邦準備理事会(FRB)の現在の金融政策はインフレ率を2%に戻すのに適切との考えを示した。ただ、FRBが利下げに着手できると自身が見なす時期については手がかりを示さなかった。

ウィリアムズ総裁はニューヨークのエコノミック・クラブでの講演の原稿で「金融政策が(インフレ)目標達成に役立つ形で引き締め的であることが、過去1年間の経済動向で十分に証明されている」とし、「目標達成に向け、これまでに達成された進歩を継続する上で、現在の金融政策のスタンスは良好な位置にあると考えている」と述べた。

その上で「堅調な労働市場を維持しながらインフレ率を持続的に2%に戻すための政策決定を下せるよう、引き続きデータ全体を注視していく」と語った。

物価動向については、インフレ率は依然として高すぎると指摘。年初からの物価動向は期待外れだったと述べた。同時に、経済のバランス改善により下半期にかけて物価圧力は緩和するとの予想を示した。

米国の3月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.7%上昇。ウィリアムズ総裁は同指数の上昇率は今年は2.5%近辺になり、来年は2%に「近づく」との見方を示した。

雇用情勢については、労働市場はなお逼迫しており、賃金上昇率は2%のインフレ目標に見合うにはなお高すぎると指摘。失業率は現在の3.9%から、年内に4%に上昇するとの見方を示した。

米経済成長率については、2024年は2.0─2.5%になるとした。

FRBは6月11─12日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定するとの予想が大勢となっている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます