- 2024/01/25 掲載
NY市場サマリー(24日)ドル上昇一服、S&Pが最高値・利回り上昇
主要通貨に対するドル指数は0.2%安の103.26。朝方発表された1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が昨年6月以来の高水準となったことを受け、ドルは下げ幅を縮小した。
ドル/円は0.5%安の147.58円。円は日本国債10年物利回りの上昇に追随した。
カナダドルは対米ドルで0.2%安の1.3486カナダドル。カナダ銀行(BOC、中央銀行)は24日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を5.0%に据え置いた。基調インフレは依然懸念材料としつつも、今後の焦点は追加利上げの必要性ではなく、利下げ開始時期にシフトしつつあるとした。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 企業活動に関する経済指標が堅調だったことで、国債利回りが上昇した。市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、週後半に控える主要な経済指標が注目されている。
今週は25日に2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)、26日に個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。これに先立ちこの日に米S&Pグローバルが発表した1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.3と12月の50.9から上昇し、昨年6月以来の高水準となった。
これを受け、国債利回りは下げ幅を縮小。その後、5年債入札の結果を受け、国債利回りは一段と上向いた。
終盤の取引で10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇の4.182%。2年債利回りは3.2bp上昇の4.380%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス20.0bp。米国では2022年7月以来、景気後退を示すとされる「逆イールド」が発生している。
30年債利回りは3.7bp上昇の4.416%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種が4営業日連続で最高値を更新して引けた。ネットフリックスが前日発表した決算を受けて大幅上昇した。ASMLホールディングの堅調な決算も半導体株を押し上げた。
マイクロソフトは過去最高値を付け、時価総額が初めて3兆ドルを突破した。
ネットフリックスは10.7%上昇し、2年ぶり高水準を付けた。同社も含まれるS&P500通信サービス指数も1.2%上昇し、2年ぶり高値となった。
フィラデルフィア半導体は1.54%高で最高値を更新した。半導体製造装置メーカーのASMLホールディングの明るい決算を受け、半導体需要が回復するとの期待が高まった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米早期利下げ期待が根強い中、堅調な米経済指標を受けて売りが膨らみ、反落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比9.80ドル(0.48%)安の1オンス=2016.00ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米原油在庫の大幅減少を示す週報の発表を受け、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.72ドル(0.97%)高の1バレル=75.09ドル。4月物は0.71ドル高の74.98ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.50/147.51
始値 147.50
高値 147.64
安値 146.66
ユーロ/ドル NY終値 1.0883/1.0887
始値 1.0891
高値 1.0932
安値 1.0879
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 105*18.50 4.4114%
前営業日終値 106*04.50 4.3790%
10年債(指標銘柄) 17時05分 102*17.50 4.1800%
前営業日終値 102*27.50 4.1420%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*15.50 4.0920%
前営業日終値 98*21.25 4.0510%
2年債(指標銘柄) 17時03分 99*23.88 4.3840%
前営業日終値 99*26.13 4.3480%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 37806.39 -99.06 -0.26
前営業日終値 37905.45
ナスダック総合 15481.92 +55.98 +0.36
前営業日終値 15425.94
S&P総合500種 4868.55 +3.95 +0.08
前営業日終値 4864.60
COMEX金 2月限 2016.0 ‐9.8
前営業日終値 2025.8
COMEX銀 3月限 2288.9 +42.7
前営業日終値 2246.2
北海ブレント 3月限 80.04 +0.49
前営業日終値 79.55
米WTI先物 3月限 75.09 +0.72
前営業日終値 74.37
CRB商品指数 270.9860 +2.7841
前営業日終値 268.2019
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