- 2024/01/24 掲載
英サービスPMI、1月速報は53.8に上昇 製造業は紅海危機影響
[ロンドン 24日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが24日発表した1月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.5となり、7カ月ぶりの高水準に達した。昨年12月の52.1から上昇し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の52.2も上回った。
サービスPMIは53.8で、8カ月ぶりの高水準だった。12月の53.4から上昇した。
製造業PMIは47.3となり、12月の46.2から上昇したが、景況拡大・縮小の分かれ目となる50はなお下回っている。治安悪化により船舶が紅海ルートを回避、運送費が押し上げられており、投入コストは昨年4月以来初めて上昇した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「企業活動と信頼感は、インフレ率や金利の低下に伴い2024年に経済成長が加速するとの期待に後押しされている面がある」と指摘。
「しかし、1月PMIが予想を上回る強さだったため、イングランド銀行は多くの人が予想しているほど早期には利下げしないかもしれない。紅海の物流混乱で製造業ではインフレが再燃している」と述べた。
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