• 2024/01/24 掲載

日経平均は続落、過熱感で利益確定売り 日銀警戒も

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Mayu Sakoda

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比291円09銭安の3万6226円48銭と、続落して取引を終えた。急ピッチな上昇に対して過熱感が指摘される中、日銀の早期の政策正常化観測が警戒され、利益確定売りが優勢となった。

日経平均は101円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、後場に412円安の3万6104円89銭の安値をつけた。昨日の日銀会合の結果は市場予想とおおむね一致したものの、総裁会見はタカ派的との受け止めから、買い方が慎重になったという。

ただ、日経平均は年初から前日まで約3000円上昇しており、「相当過熱感があったので、冷やす動きが継続している。今日の下げは健全な調整」(信託銀行ストラテジスト)との声もあった。

TOPIXは0.51%安の2529.22ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.5%安の1301.5ポイント。プライム市場の売買代金は4兆3242億5100万円だった。

東証33業種では、値上がりは銀行や保険など4業種。値下がりは不動産、精密機器、建設、陸運など29業種だった。不動産が売られる一方、銀行や保険は買われ、国内10年金利の上昇を意識した動きがみられた。東証グロース市場250指数は0.37%高の709.87ポイントと、続伸した。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「日銀会合通過で利食い売りに動いた投資家は多いとみている。ただ、結果は想定内で日本株のファンダメンタルズに変化はなく、中長期的の下値は堅い」と述べた。

今週は米国で10─12月期実質国内総生産(GDP)速報値、12月PCE価格指数など「市場の流れを変えかねない材料が出てくる」(山口氏)として、週後半は様子見姿勢が強まりやすいという。

個別では、ファーストリテイリング、ダイキン工業、テルモが軟調。アドバンテスト、東京エレクトロン、ネクソンがしっかりだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが469銘柄(28%)、値下がりは1148銘柄(69%)、変わらずは41銘柄(2%)だった。

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