- 2024/01/24 掲載
米GE、第1四半期見通しが予想下回る 再生エネ事業の不振で
[23日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が発表した第1・四半期の利益見通しは市場予想を下回った。再生可能エネルギー事業の業績改善が遅れていることが理由。一方、2023年第4・四半期の利益は航空機エンジン事業の部品や保守サービスへの需要好調で予想を上回った。
第1・四半期の調整後1株利益見通しは0.60─0.65ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想の0.72ドルを下回った。
再生可能エネについては、今年下期に業績改善が加速すると見込み、第1・四半期は前期と同様に推移するとの見通しを示した。同事業は過去2年間赤字が続いているが第4・四半期に赤字幅が縮小した。
航空機エンジンを手掛ける航空宇宙事業は保守・点検サービスへの需要が急増。旅行需要が回復する一方で新しい機材が不足している状況を反映した。同事業の2024年通年の調整後営業利益が60億─65億ドル、フリーキャッシュフローが50億ドル超になる見通しとした。
GEは再生エネなどエネルギー事業を担うGEベルノバを4月上旬にスピンオフ(分離・独立)すると発表。24年の売上高は340億─350億ドルになると見込んだ。
GEの第4・四半期調整後1株利益は1.03ドルと、アナリスト予想の0.91ドルを上回った。総売上高は15%増の194億2000万ドルとなった。
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