- 2024/01/24 掲載
英賃上げ率、10─12月なお最高水準 ピークの兆しも=民間調査
[ロンドン 24日 ロイター] - 人材コンサルタント会社XpertHRが24日公表した調査結果によると、英国で10─12月に労使が合意した賃上げ率の中央値は前年比6%で、過去30年間の最高水準にとどまった。ただ、今年初めの合意内容は、伸びがピークに達したことを示唆しているとした。
昨年通年では、公務員の合意賃上げ率が6.5%、全体では6.0%で、長年民間部門に後れを取っていた分が一部追いついた形となった。
XpertHRのシニアコンテンツマネジャー、シーラ・アトウッド氏は、合意の25%程度が実行される1月の賃上げ率中央値は5%と指摘。「全般に1月の合意の約半分が前年の同時期より低い水準となっている」と述べた。
イングランド銀行(中央銀行)は、過去約16年で最高水準にある政策金利引き下げの検討に向けてインフレ圧力を見極めるため、今年初めの合意を注視している。
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