- 2024/01/24 掲載
「物価高に負けぬ賃上げ責務」=24年春闘、事実上スタート―経団連会長
「経団連労使フォーラム」が24日、東京都内で開かれ、2024年春闘が事実上始まった。経団連の十倉雅和会長は、ビデオメッセージで「物価上昇に負けない賃金引き上げを目指すことが企業の責務だ」とあいさつ。今後本格化する労使交渉では、物価高の中、岸田政権が要請する「昨年を上回る水準の賃上げ」が実現するかが焦点だ。
十倉氏は、昨年の春闘を「近年にない高い賃上げを記録した」と評価。現在はデフレからの完全脱却に向け「千載一遇のチャンス」との考えを示した上で、「今年は中小企業の引き上げへと波及させていくことが不可欠だ」と強調した。午後には、経団連幹部が春闘の経営側指針「経営労働政策特別委員会報告」を説明するほか、労働組合側から連合の芳野友子会長が講演する。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の十倉雅和会長からビデオメッセージが寄せられた「経団連労使フォーラム」=24日午前、東京都千代田区
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