- 2024/01/24 掲載
野村の元リサーチャーが米国で提訴、女性差別訴え解雇と主張
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 野村証券の元リサーチャーの女性が23日、支払われていた賃金が男性と比べて不当に低かったほか、「女性差別をやめるべきだ」と主張した後に解雇されたとして、同社をニューヨーク州マンハッタンの連邦裁判所に提訴した。
女性は、こうした扱いは人権侵害に当たり、同一賃金や医療休暇を定めた法律などにも違反するとして賠償金を求めている。
女性は2020年8月から野村のグローバル・エクイティーズ・デジタル・オフィスにリサーチャーとして勤務。職場では、本人以外は全員男性だった。女性は米金融大手JPモルガン・チェースで同様の職歴があった。賃金が男性に比べて「不当に低い」と元上司が認めたこともあるという。
女性は、野村の勤務評定は不当で、がん検査のため職場からの離脱が頻繁すぎると結論付け、無視し始めたと主張した。
女性は昨年7月29日に解雇された。職場に関する内部調査で差別について言及し、管理者2人についてマイナスのフィードバックをした後だった。職場で他に解雇された人はいなかったという。
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