- 2023/12/21 掲載
午後3時のドルはじり安142円後半、米金利低下が重し
[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤からドル安/円高の142円後半で取引されている。米10年債利回りが5カ月ぶり低水準で底ばいとなり、ドルは上値の重さが目立った。
ドル/円はじり安基調となり、朝方の高値143円半ばから142円後半へ売られた。新たな手掛かりはなかったものの「週末のクリスマスに向けて休暇に入る参加者も増えており、取引量が減少してきた」(外銀トレーダー)といい、散発的な売りに値を消す形となった。
ドル売りが先行したのは、米金利の低下とオプション取引が影響したという。アジア時間の米10年債利回りは3.85%付近と、前日海外でつけた7月以来の低水準で推移。「薄商いの下で静かにドルが売られた」(FX会社)という。
前日海外で売られた英ポンドは、180円半ばで上値の重い展開が続いた。市場では、利上げを続けてきたイングランド銀行(英中央銀行・BOE)が金融政策を緩和方向へ転換するリスクを懸念する声が聞かれた。
英国立統計局(ONS)が20日発表した11月消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年比3.9%と事前予想の4.4%を大きく下回り、2021年9月以来の低水準となった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 142.95/142.96 1.0953/1.0957 156.58/156.59
午前9時現在 143.52/143.55 1.0941/1.0945 157.04/157.05
NY午後5時 143.56/143.58 1.0938/1.0942 157.07/157.13
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