- 2023/12/21 掲載
利下げに前向き、差し迫ってはいない=フィラデルフィア連銀総裁
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は20日、差し迫ってはいないが利下げに前向きとする姿勢を示した。追加利上げには反対だとした。
現地のラジオ番組に出演したハーカー氏は「しばらく金利を現状維持し状況を見守るという意見に賛成だ。利上げを行う必要はない」と述べた。また今後を考えると、「金利を下げ始めることが重要だ」としたが、それほど急ぐ必要はないとした。
また、米経済の「ソフトランディング」は十分可能との見解を示し、「インフレ対策はまだ終わっていないが、正しい方向に進んでいる」と述べた。
ハーカー氏は今年、米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持っていたが、2025年に定年退職を迎えるため、再び投票権を持つことはない。
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