- 2023/12/16 掲載
米利下げについて語るのは尚早=NY連銀総裁
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、連邦準備理事会(FRB)の利下げについて語るのは時期尚早と述べた。
ウィリアムズ総裁はCNBCのインタビューに対し「現時点では、われわれは実際に利下げについて話し合っていない」とし、利下げについて推測するのは「時期尚早」と語った。
FRBは13日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定すると同時に、来年の利下げの可能性を示唆。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で利下げの時期が次の問題だと述べていた。
ウィリアムズ総裁の発言を受け、市場で出ていた来年の利下げ観測が後退。短期金融市場では最初の利下げは来年3月に実施されるとの見方は変わっていないが、その確率は約65%に低下した。発言前は75%だった。
ウィリアムズ総裁の発言で米国債利回りも上昇し、10年債利回りは2.4ベーシスポイント(bp)上昇の3.955%。金利見通しを敏感に反映しやすい2年債利回りは一時4.487%まで上昇。その後は5.2bp上昇の4.451%となっている。
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