- 2023/12/15 掲載
英中銀、来年6月から毎会合0.25%利下げへ=ゴールドマン
[14日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは、イングランド銀行(英中央銀行)が来年6月に利下げを開始すると予想した。従来予想は8月だった。
英中銀は14日の会合で、政策金利を15年ぶり高水準となる5.25%に据え置くことを6対3で決定した。
ゴールドマンのエコノミストはリサーチノートで、「 MPC(金融政策委員会)は2025年6月に政策金利が3.0%に達するまで、毎回の会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する見込みだ」と述べた。
同社のエコノミストらは英中銀のインフレ予測に対するネガティブサプライズにより、MPCが最終的にハト派的な方向にシフトすると予想した。
労働市場に関する最近の指標はそうした見方を裏付ける内容となっている。
英中銀の予想に基づく2024年第2・四半期の総合インフレ率は3.6%だが、ゴールドマンは2.3%まで低下するとみている。これについて、今後数四半期でインフレ圧力の低下が加速することを示唆していると指摘した。
MPCが5月の会合で25bp利下げし、24年下半期に50bpへペースを拡大する確率を25%とした。
「利下げが早期に実施される可能性に加えて、ディスインフレの進展が予想より緩やかなら、金利が24年いっぱい5.25%にとどまる可能性も30%ある」との見方も示した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR