- 2023/12/15 掲載
ドイツ主要3研究所、24年成長予測下方修正 不透明感で回復に遅れ
Ifoは9月に公表した前回予測の1.4%から0.9%に、RWIとDIWは9月の1.1%、1.2%からそれぞれ0.8%、0.6%に引き下げた。
Ifoの予測部門責任者ティモ・ウォルマーシャイザー氏は「不確実性は消費者の貯蓄性向を高め、企業や家計の投資意欲を減退させるため、景気回復を遅らせている」と指摘した。
Ifoは2025年については、購買力が戻り需要が回復し、高金利が低下することから経済が回復基調にあるとして、予測を若干上方修正した。一方、DIWとRWIは25年の見通しも引き下げた。
政府予算を巡る不透明感は、連立政権が13日に来年度予算案について合意したことで幾分和らいだ。気候に悪影響を与える活動への補助金や一部省庁の支出、連邦補助金を削ることで予算を削減する。
Ifoのクレメンス・フュースト所長は、合意は正しい方向への一歩と評価しながらも、特に十分な投資が行われるかどうかについて疑問が残ると述べた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR