[１４日 ロイター] - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が早期の利下げ転換を示唆したことを受けて国債利回りが急低下したことから、米国の一般的な住宅ローンの金利が今週、８月以来初めて７％を割り込んだ。

１４日公表の米連邦住宅貸付抵当公社（フレディマック）のデータによると、３０年固定住宅ローンの平均金利は６．９５％と、前週の７．０３％から低下した。

住宅ローン金利は１０月に８％に迫り、２０年以来の高水準を付けていたが、その後は指標となる米１０年債利回りが低下傾向に転じていた。ＦＲＢが１２日─１３日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で政策金利を据え置き、パウエル議長がインフレ率が予想よりも早く低下していることから引き締めサイクルは終わった可能性が高く、利下げを巡る議論が視野に入ってきたと述べたことから、利回りは急低下した。