経済同友会の新浪剛史代表幹事は１２日の定例記者会見で、自民党派閥の政治資金パーティー収入における裏金疑惑について「透明性をしっかり確保し、その向上（策）を早急に見せてもらいたい」と述べ、政治家が自ら説明責任を果たすべきだと注文を付けた。

新浪氏は、トラブルが相次いでいるマイナンバー制度と裏金疑惑を並べ、「今回も国民の信頼を傷つけた。政府批判になるのは、やはり根っこに信頼がないからだ」と強調。ただ、「ここで立ち止まってはいけない。政策をきちっと運営し、説明責任を果たし、全国民の不信感を払拭してもらいたい」と訴えた。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する経済同友会の新浪剛史代表幹事＝１２日午後、東京都千代田区