- 2023/12/12 掲載
英規制当局、投資プラットフォームの過大請求に懸念 株価下落
[ロンドン 12日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は12日、一部の投資プラットフォームが顧客に課している金利や手数料の額に懸念を表明、公正な価格を維持するため、42社に対し介入の可能性を警告した。
FCAが懸念を示したのは、投資プラットフォームが顧客のキャッシュ残高から稼いでいる金利と顧客のキャッシュ残高に手数料を請求する「ダブルディッピング」という慣行。
FCAはこの慣行を中止するよう要求。来年2月29日までに必要な変更を施すよう求めた。
具体的な投資プラットフォームの名前は挙げていないが、午前のロンドン株式市場では、一部の大手投資プラットフォームの株価が下落。0940GMT(日本時間午後6時40分)現在、ハーグリーブス・ランズダウンが7%安、AJベルが8%安となっている。
ハーグリーブス・ランズダウンは現段階でコメントすることはないが、ダブルディッピングは行っていないと表明。AJベルはFCAの書簡を精査中で現段階ではコメントできないが、キャッシュ残高に手数料を課すことはしていないとしている。
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