- 2023/12/12 掲載
米消費者の短期インフレ期待約2年ぶり低水準=NY連銀11月調査
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が11日発表した11月の消費者調査によると、ガソリン代と賃貸料の上昇率が鈍化するとの予想を反映し、1年先のインフレ期待が約2年ぶりの低水準となった。
1年先のインフレ期待は3.4%と、前月の3.6%から低下し、2021年4月以来の低水準。3年先のインフレ期待は3%、5年先のインフレ期待は2.7%と、共に前月から変わらなかった。
消費者はガソリン代と家賃の上昇率が縮小すると予想。1年先の上昇率予想は、燃料費が4.5%と前月の5%から低下、家賃が8%と前月の9.1%から鈍化した。家賃の1年先予想上昇率は21年1月以来の低水準となる。
一方、労働市場を巡る期待はまちまち。失業率上昇に対する大きな懸念は示されなかったものの、所得増のペースが緩やかになり、失職への懸念が高まるとの見通しが示された。
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