• 2023/12/10 掲載

政策金利、3回連続据え置きへ=12、13日に会合―米FRB

時事通信社

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は12、13の両日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、金融政策を協議する。インフレが鈍化する中、政策金利を現行の年5.25~5.50%に3会合連続で据え置き、経済動向を見極めるとの見方が大勢だ。

米国のインフレ率は昨年半ばのピークの半分以下に下がった。FRBが重視する個人消費支出(PCE)物価指数は10月、前年同月比3.0%上昇と、2021年3月以来2年7カ月ぶりの低水準を記録した。

インフレ鈍化の「目に見える進展」(FRB高官)を受け、金融市場ではFRBが来年前半にも利下げに転じるとの観測が浮上。ただ、なおも目標の2%を上回っており、FRBは利下げを巡る臆測を「時期尚早だ」(パウエル議長)とけん制している。物価安定を確信するまでは、金利を景気抑制的な水準にとどめる意向をFOMC後の声明や議長会見を通じて明示するとみられる。

一方で、米国の労働市場は堅調さを保つ。8日公表された11月の雇用統計では、失業率は3.7%と、前月から0.2ポイント改善。インフレへの影響が大きい平均時給の伸びも年率4.0%と、昨年の5%台から減速しているものの「依然高い」(パウエル氏)状況で、物価安定に見合った水準とは言い難い。

FOMC後には、今後の政策金利やインフレ、成長率などに関する会合参加者の見通しが公表される。前回見通しでは、24年に0.25%の幅で2回の利下げが行われるシナリオが示されていた。インフレや景気の行方を巡る不透明感が払拭されない中、金融政策の動向を占う手掛かりとなりそうだ。

【時事通信社】

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます