- 2023/12/07 掲載
独VWブランド、管理部門の人件費20%削減へ コスト圧縮計画の一環
[ベルリン/フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は乗用車のVWブランドの管理部門の従業員を対象に、人件費を20%削減する計画だ。ロイターが6日入手した社内メモで明らかになった。解雇ではなく部分退職と早期退職で対応するという。
VWは2026年までにVWブランドで100億ユーロ(108億ドル)のコスト圧縮目標を掲げており、今回の人件費削減もその一環。
従業員宛てメモで、VWブランドの責任者トーマス・シェーファー氏は「はっきりしているのはVWの多くの分野で今後、より少ない人員で運営する必要があるということだ。それは減った人たちの仕事が増えるわけでなく、古い習慣を撤廃して重複や非効率をなくすという意味だ」と説明した。
メモによると、それ以外の取り組みには製品サイクルを50カ月から3年に短縮することや、ボルフスブルクで計画されている8億ユーロの研究開発施設の建設計画の撤回などが含まれている。
VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、VWブランドのほか、高級車アウディやランボルギーニを傘下に置き、ポルシェの過半数株式を保有して膨張した同社を、より機敏で効率的な組織にしようとしている。
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