• 2023/11/28 掲載

FRBの赤字解消と剰余金納付再開には4年弱必要=セントルイス連銀

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Michael S. Derby

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに伴う赤字を解消し、剰余金の国庫納付を再開するまでにはあと4年近く必要になる――。セントルイス地区連銀が公表した最新の分析で、こうした見方が示された。

FRBは急激な利上げと保有国債圧縮により、昨年9月から赤字が発生。累積赤字を示す「繰延資産」は11月22日時点で1204億ドルに達していた。

セントルイス地区連銀の見積もりによると、この繰延資産がカバーされるのは2027年半ばになる。

FRBが超低金利政策を行っていた局面では剰余金が発生。過去10年間に国庫へ納付した剰余金は、大規模な保有債券からの金利収入などで1兆ドル弱に上った。

しかし金利上昇のスピードが速まった昨年秋からは、金利収入よりも支払い利息や経費が高くなり赤字に転落した。

金融政策運営に不透明感が漂う中で、こうした赤字がどこまで膨らみ、いつ剰余金が復活するのか予想が難しくなっている。

複数の民間アナリストの想定では、FRBの累積赤字が恐らく2025年には1500億ドルから2000億ドルまで拡大する。ニューヨーク連銀が今年示した見通しでは、25年のうちに累積赤字の穴埋めに乗り出せるだろうという。

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