- 2023/11/27 掲載
「課題解決、力強くけん引」=三井住友FG社長の太田氏死去、悼む声
三井住友フィナンシャルグループの太田純社長の死去を受け、経済界からは悼む声が相次いだ。全国銀行協会の加藤勝彦会長(みずほ銀行頭取)は「銀行界が抱える課題の解決に向けた取り組みを力強くけん引いただいた」とコメント。「今後も活躍が期待されていただけに残念でならない」と故人を惜しんだ。
2020年6月から太田氏が副会長を務めていた経団連では、十倉雅和会長が27日の記者会見で「金融分野におけるデジタル推進の旗振り役を務めてこられたことも、強く印象に残る」と功績をたたえた。太田氏と同じ金融出身の佐藤康博副会長(みずほフィナンシャルグループ前会長)は「人間力が秀でていた」と評価した上で、「(太田氏の)動向、言動は金融界の一人として常に見ていなければいけなかった」と述べた。
東レの大矢光雄社長は「現役社長ということで、大変な激務の中でいろいろなことに取り組んでいた」と語り、哀悼の意を表した。
太田氏は京大時代にアメリカンフットボール部にも所属。同部OBで親交のある金融庁の屋敷利紀総合政策局審議官は「(部の)後援会活動にも力を入れ、アメフトのために尽力いただいた」と振り返った。
【時事通信社】
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