- 2023/11/25 掲載
米国株式市場=まちまち、短縮取引で薄商い ブラックフライデーに注目
この日は感謝祭の祝日の翌日で短縮取引となる中、商いは低調。恒例の大規模セール「ブラックフライデー」の状況が注目されている。
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズ(ニューヨーク)のチーフ・マーケット・エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「マクロ経済指標がまちまちだったほか、短縮取引となっているため、商いは薄い」と指摘。ブラックフライデーについては「消費者の財布のひもはかなり固い。消費したとしても、値引きを探している」とし、「消費者の懐は金利上昇の影響を受けている」と述べた。
この日発表の経済指標では、米S&Pグローバルの11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.7と横ばい。雇用指数は3年半ぶりに50割れとなり、第4・四半期の景気減速予想と一致した。
来週は30日発表の第3・四半期の国内総生産(GDP)統計のほか、31日発表の個人消費支出(PCE)価格指数などが注目材料。米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じる時期が焦点になっている。
S&Pの主要11セクターではヘルスケアなど9セクターが上昇。通信サービスやハイテクなどは下落した。
個別銘柄では、半導体大手エヌビディアが1.9%安。関係筋によると、エヌビディアは中国に投入する人工知能(AI)用の新型半導体の発売を延期すると中国の顧客に伝えた。
一方、ロボット掃除機「ルンバ」を展開するアイロボットは39.1%急騰。欧州連合(EU)が米アマゾン・ドット・コムによるアイロボットの買収を無条件で承認するとの見通しが伝わったことで買いが入った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.64対1の比率で上回った。ナスダックでも2.29対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は49億7000万株。直近20営業日の平均は104億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35390.15 +117.12 +0.33 35299.9 35399. 35299.
0 44 90
前営業日終値 35273.03
ナスダック総合 14250.86 -15.00 -0.11 14238.0 14270. 14214.
4 28 13
前営業日終値 14265.86
S&P総合500種 4559.34 +2.72 +0.06 4555.84 4560.3 4552.8
1 0
前営業日終値 4556.62
ダウ輸送株20種 15094.20 +61.92 +0.41
ダウ公共株15種 865.98 +2.93 +0.34
フィラデルフィア半導体 3747.93 +2.97 +0.08
VIX指数 12.46 -0.34 -2.66
S&P一般消費財 1334.14 +1.78 +0.13
S&P素材 509.76 +1.69 +0.33
S&P工業 897.85 +2.61 +0.29
S&P主要消費財 742.94 +2.83 +0.38
S&P金融 587.20 +1.93 +0.33
S&P不動産 227.39 +0.82 +0.36
S&Pエネルギー 645.08 +2.87 +0.45
S&Pヘルスケア 1525.24 +7.75 +0.51
S&P通信サービス 240.22 -1.61 -0.67
S&P情報技術 3267.66 -10.43 -0.32
S&P公益事業 316.50 +0.96 +0.30
NYSE出来高 3.97億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 33750 + 150 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 33740 + 140 大阪比
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