- 2023/11/24 掲載
バンナム子会社、元派遣社員が不正販売=廃棄予定商品で8700万円の利益
バンダイナムコホールディングス(HD)は24日、元派遣社員が玩具子会社バンダイ(東京)の廃棄予定の商品を不正に持ち出し、外部業者に販売していたことが分かったと発表した。同日、バンダイが警察に被害届を提出した。2023年までの約8年間で約8700万円の利益を不正に得ていたという。
元派遣社員は、グループの管理業務を担う子会社、バンダイナムコビジネスアーク(同)に務めていた40代の男性で、今年8月に派遣契約を解除した。
バンダイナムコHDによると、6月ごろに外部からの情報でバンダイの廃棄予定商品が流出していることが判明。調査の結果、元派遣社員が廃棄商品の集積倉庫に不正に侵入し、持ち出していることが分かった。倉庫にはカギや監視カメラもあったという。
バンダイナムコHDは監督責任を明確にするため、担当取締役やビジネスアーク社長ら計4人を減給処分にした。
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