- 2023/11/24 掲載
需要過多は解消、金利は既にピークに=カナダ中銀総裁
[オタワ 22日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は22日、需要過多の状態が収まり、低成長が今後数カ月続くと見込まれることから、金利はピークに達した可能性があるとの見方を示した。
中銀はインフレ抑制に向け昨年3月から今年7月まで10回利上げを行い、政策金利は22年ぶり高水準の5.00%に達している。
昨年8%を超えてピークに達したインフレ率は、10月には3.1%まで鈍化している。ただ、中銀目標の2%は依然上回っている。
総裁はニューブランズウィック州の商工会議所で講演し、「これまでの金融引き締めが奏功し、金利は物価を再び安定させるのに十分制限的な水準にある」との見方を示した。
「今後数四半期、景気は軟調になると予想している」とし、「値上げを促すような過度な需要はもう見られない」と指摘した。
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