- 2023/11/24 掲載
10月の消費者物価、2.9%上昇=4カ月ぶり伸び拡大、補助縮小で―総務省
総務省が24日発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.4と、前年同月比2.9%上昇した。上昇は26カ月連続で、伸び率は前月の2.8%から拡大した。拡大は4カ月ぶり。食料が高止まりしているほか、政府による電気・ガス代の負担軽減策が縮小した影響で、エネルギー価格の下押し効果が弱まった。
エネルギーは前年同月比8.7%の低下と、前月の11.7%から下落幅が縮んだ。政府の新たなガソリン価格高騰対策によってガソリンの上昇は抑えられた一方で、電気・ガス代負担軽減のための補助額が半減したことは価格の上昇方向に働いた。
生鮮食品を除く食料は7.6%の上昇。酒税法の改正によるビールの値下げなどで前月から上昇幅は縮小したものの、依然高い水準となった。
【時事通信社】 〔写真説明〕スーパーで買い物をする女性(AFP時事、資料写真)
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