Nevzat Devranoglu

[アンカラ ２３日 ロイター] - トルコ中央銀行は２３日の金融政策決定会合で、主要政策金利である１週間物レポレートを５００ベーシスポイント（ｂｐ）引き上げ、４０．０％とした。

ロイターがまとめた市場予想では、ほとんどのエコノミストが２５０ｂｐの引き上げを予想していた。５００ｂｐ引き上げを予想したのは３人だった。

中銀は「現在の金利水準はディスインフレ軌道を確立するために必要な水準にかなり近づいていると認識している」とした。その上で、金融引き締めのペースはピークに近づくにつれ鈍化し、引き締めサイクルは間もなく完了するとの見通しを示した。

キャピタル・エコノミクスのリアム・ピーチ氏は「１２月に最後となる２５０ｂｐの利上げが実施される可能性が出てきた」と述べた。

ゴールドマン・サックス証券は２３日、大幅利上げを受けてトルコ中銀のターミナルレート（利上げの最終到達点）予想を４２．５０％に引き上げた。