- 2013/10/30 掲載
製造業9業種・非製造業10業種の業種別IT投資動向、石油は原油高で21.8%減
同社では、2012年度の国内民間企業のIT市場規模(製造業と非製造業の合算値)を10兆7,240億円と推計しており、製造業9業種の占める割合は約25%になった。2010年度はリーマン・ショック後の不況、2012年度は東日本大震災の影響を受けてマイナス成長になったという。
2012年度の業種別内訳を見ると、輸送用機器・機械業が6,593億円と約4分の1を占め、石油・石油化学業が 4,583億円、食品・飲料業が3,391億円、精密機器・半導体業が2,974億円と続いた。

2014年度は一転、鉄鋼・非鉄金属業で前年度比3.0%の増加に転じるなど、7業種で前年度から増加となり、2014年度の製造業のIT市場規模を前年度比10.8%増の2兆9,215億円と予測した。
一方、非製造業10業種のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)について、2009年度は8兆956億円、2010年度は前年度比3.9%減の7兆7,814億円、2011年度は同1.9%増の7兆9,261億円、2012年度は同1.5%増の8兆430億円と推計した。
2012年度の国内民間企業のIT市場規模に占める非製造業10業種の占める割合は約75%になった。
2012年度の業種別内訳に見ると、非製造業の中では金融業が2兆5,679億円と約3割を占め、次いで情報・通信業が2兆2,681億円、運輸・倉庫業が1兆3,030億円と続いた。

小売業IT関連記事
今後の非製造業のIT市場規模は、2013年度は前年度比3.2%増の 8兆3,028億円、2014年度は同2.9%減の8兆615億円、2015年度は同0.3%増の8兆839億円と予測した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR