- 2012/10/12 掲載
岩手県でタブレット使った高齢者向けテレビサービス実証実験、遠野テレビら
遠野テレビでは、ケーブルテレビを利用している高齢者から、セットトップボックス(以下 STB)のリモコン操作が難しいため、簡単に操作ができる仕組みを求められていたという。これは装置の多機能化により、リモコンが複雑化しているため。
そこで、高齢者向けに簡単でシンプルな操作が行えるタブレット用アプリを提供し、操作の改善を行う。

タブレットは、他のICT機器に比べ画面が大きく、必要な機能だけを表示できるため、使いやすい。高齢者のICT利用を促進するために、タブレットが有効かどうかについて、その効果も検証する。
FNETSでは、高齢者向け「買い物支援サービス」の実証実験などを実施している。今回の実験では、FNETSのタブレットアプリ開発のノウハウや、高齢者向けサービス構築のノウハウを活用し、地域課題解決に向けた取り組みを行うという。
実証実験は、10月13~14日に行われる「遠野市産業まつり」(遠野テレビブース)でデモ展示を行い、さらに2012年12月から3月にトライアルユーザーを対象に実証実験を行う。実験の対象世帯は20世帯程度を予定。さらに、遠野テレビでは高齢者向けタブレット教室も開催するという。
遠野テレビでは、今回の実証実験の結果を踏まえ、2013年度からのサービス展開を検討する。FNETSは、本実証実験で得られた結果を今後の研究開発にフィードバックし、地域課題解決に向けたサービスの実用化を目指し推進する。
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