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- 2008/04/10 掲載
【連載】社内で導入するための実践「1枚企画書」講座(7)アイデアの描き方、提案の仕方(2/3)
執筆:竹島 愼一郎 |
PowerPointにはクリップアートという既成のイラスト(写真も含まれる)が標準で搭載されています。ここまででお話ししたように企画書というのは鮮明なイメージを伝えるものなので、使えそうなものがあれば大いに利用するといいでしょう。
ただし企画というものの性質上、使用に関しては注意が必要な場合もあります。
それは企画というのはかならず、そのとき、その場でしか通用しない一回性のものだということです。過去の成功事例はもちろん参考にして構いませんが、新しい企画を立てるときには、新たな要素で臨まなければならないという宿命が企画書にはあります。
クリップアートのイラストというのは既存の商品のイメージをもとに作られたものなので、便利だからといって適当なものを適当に使ってしまうと、それでイメージを固定するおそれがあります。プレゼンの場で「それなら他社でもうやってるよ」と先入観を相手に与えてしまうと、そのあとどのように説得しても徒労に終わってしまうケースもよくあります(企画内容にかかわらず、です)。
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図5:1つのサービスを4つの絵で展開させた1枚企画書
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カメラの提案は4つの特徴を示したものですが、つぎに紹介するのは、1つのサービスを4つの絵で展開させたものです。
テレビCMの提案では「こういう映像になります」と説明するとき、通常、数点ひと組の簡単な絵によってイメージを示します。これを「絵コンテ」といいますが、こうした展開があると、紙芝居のように物語形式で内容を把握してもらうことができます。起承転結というパターンが認知しやすいので、4枚ひと組にした「4コママンガ」の形にまとめることが多くなるかと思います。
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図6:システム図のような見せ方の1枚企画書
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4というのは東西南北や春夏秋冬、起承転結などに表れているように「すべて」や「秩序」「調和」を象徴する数です。その4で構成される構図はとても安定した印象を与えるため、「1枚企画書」でもよく利用されます。これを私は「田の字型」と呼んでいますが、図3、図4の企画書を「田の字型」に作り替えたのが右図です。
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図7:「田の字型」の1枚企画書
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