IBMは9月27日、NASAとの共同開発による気象・気候に応用可能なAI基盤モデルを発表した。Hugging Faceでオープンソースとして公開されている。

　このモデルは、気象や気候データの分析や予測に役立つもので、NASAの40年間のデータを用いて事前学習され、グローバルからローカル規模までの予測に対応可能という。また、異常気象の予測や局地的な予報作成にも応用できる柔軟なアーキテクチャーを持つという。

　NASAはこのモデルにより、地球環境の急激な変化に対処するための科学的ツールを提供するとしている。今後、各種ユースケースでの実用化が期待されている。