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素材メーカーAGCがRPAを使いこなせるワケ、「年1万3000時間減」の軌跡とは
ガラス製品を中心に、社会のニーズの変遷に応じて多彩な素材やソリューションを提供するAGCでは、DX実現に向けたさまざまな取り組みを実施してきた。その成果は着実に積み重ねられ、「日経Smart Work大賞2021」では審査委員特別賞を受賞。受賞の大きな要因となったのが、全社レベルで業務の自動化・労働時間削減をもたらしたRPAの取り組みだ。大規模な組織体制の中で、RPA導入をどのように進めて成功を収めることができたのか。その秘訣を探る。経営計画の達成においてRPAが重要な位置づけに
自動車用ガラスで世界トップレベルのシェアを誇るAGC。1兆4,000億円という売上高を誇る。そんな世界最大手の素材メーカーにおいても、「DXの加速による競争力の強化」は経営戦略の柱の1つであるという。同社ではビジネスプロセスを変えることや、最新デジタル技術を合わせて活用することで、自律化・最適化された業務の実現と差別的・破壊的なビジネス創出を追求している。
具体的にどのようにDXを進めているのか。同社では2017年から2020年まではフェーズ1として、主に効率化・最適化プロセスの追求に取り組み、同時に、DX実現に向けての基盤作りを進めた。たとえば2017年には経営トップの主導により、DXを全社的に推進する部門として、現在のDX推進部を立ち上げ、2020年からは各事業部門の中にもDXを推進する組織を徐々に整備してきた。
現在進行中のフェーズ2では主に「お客さま視点でのビジネスモデル」を追求し、本格的なDXの取り組みの実現に向けた活動を行っている。
これら2つのフェーズに共通するテーマが、コスト削減、リードタイム圧縮など「オペレーショナル・エクセレンス」である。
そして、自律化・最適化されたプロセスの実現に向けた効果的なツールの1つとして位置づけているのがRPAだ。では、AGCはRPAをどのように導入して活用を広げていったのか。そのアプローチの仕方と得られた効果について、経営企画本部 DX推進部 マネージャーの寺内 量則氏が語った。
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