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  • 2019/11/01 掲載

「データドリブン経営」の盲点、ExcelやBS/PLとのにらめっこはなぜ不十分?

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日々競争が激化する市場においては、自社の経営状態を正確に把握し、それに基づいた成長戦略を策定することが求められている。だがその際に、単に過去に蓄積されたデータを見ても、核心をついた施策にはつながらないかもしれない。なぜ“ExcelやBS/PLとのにらめっこ”では不十分なのか。その理由を解き明かしていく。

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そのデータは、本当に役に立つデータなのか
(Photo/Getty Images)

その「データ」は本当に最適なデータなのか

 現在、ビジネス環境の変化も激しく、革新的なビジネスモデルを携えたDisruptor(破壊者)が毎日のように国境を越え、市場に参入してきている。

 このような中で、自社の付加価値を高めるため自社の経営状態を正確に把握し、それに基づいた成長戦略を策定することが必須となっている。そこで、かつての経営者の勘や度胸の世界から離れ、企業内にあるデータを生かす「データドリブン経営」への転換が現在進められている。そのために、会計処理や在庫・販売、顧客データなどを蓄積・管理し、KPI(主要業績評価指標)設定やデータ分析などを実現するツールとして、「Microsoft Excel(以下、Excel)」や会計パッケージを活用する企業も多いだろう。

 だが、これらで活用されるデータは、BS/PLに代表される月次・年次単位などで集計された「過去のデータ」にしか過ぎない。つまり、絶えず変化しているビジネスの現状を正確に捉えられているわけではないのだ。「今現在、何をどうすべきか」というリアルタイムな経営判断に直結する“気づき”を得ることは難しい。また、たとえBS/PLを見て会社全体の数字はわかったとしても、店舗ごと、工場ごと、担当者ごとまで細かくデータを見ていないため、成功・失敗要因を特定できていないケースも多々ある。

 すなわち、いくらデータドリブンを目指しても、その「データ」自体が的外れのものであればムダな施策を打ちかねないということだ。そうしている間にも、ライバル企業は週単位、1日単位でPDCAを回しているかもしれない。

この記事の続き >>
・リアルタイムで数字を追い、独自KPIを設定する方法
・業界・業種を問わず、全世界1万8000社以上の企業が導入
・会社の成長に合わせて進化するシステム

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